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PART 3:ライヴについて
◆アルバムを出したことを機に、これからライブ活動を広げていかないと、と思っているんだけど。
。ちょっと不安で。
◆なかなか、どうやってやっていったらいいんだろうなーと思って。
■(作品を)リリースしたからといって、ライヴを沢山やらない人もいるし。ということは、ライブの方も重視したい感じですか?

◆いや、もともと俺らはライブをやってきたから。曲を作って、下手すればそれを家にしまっておくっていうのはあり得ないことなので。今日思いついたことを、明日やれるぐらいの感じの方が、自分には合っていると思っていて。色々グダグダと考える方だから、そうなる前にやっちゃえ!みたいな。そういうスタンスが自分には凄く合っていて、自分らしくいられる。
■MIKIちゃんもそうですか。

。そう。自分を保っていくのに、とっても大切。あと、ライヴをやりながら曲を作ってきたっていうのも、凄くあって。
◆そう!
。「こういう感じのをちょっと今度ライヴでやってみようか」って言って、このライヴでこの曲をやったからっていう過程で、曲が増えてきたのね。ライヴをやることで曲ができた、っていうのがあるから。そういうスタイルも壊したくないっていうのもある。
■初めて2人でライヴをやったのは?

◆初めては、海の家。
■その時は曲はあったんですか?

◆それまでは家で“オタク”ミュージックをやっていたっていう状況で。その時期に、作品ができるに従って、色んな所(レーベル)に送るようになって、反応したレーベルの人がブッキングしてくれたのが海で。自分達が部屋でチマチマとやっていたので、音的にも開放してるって言うよりは、内に内にっていうような音だったと思うから……。だから、ライヴでどういう風にやろうかっっていうのに悩んで。つまり、ライヴを想定した曲作りっていうのを全くしていなかったから…。ライブやりたくても、そういうきっかけっていうのがなかったから。それで、そういうきっかけをもらって。あ、でもその前からMIXの『(0)117』は行っていて。
■ありがとうございます。

◆『(0)117』に1ヶ月に1回行って、そこで吸収したものだったりが、音楽になっていった事もあって。だから、あの“1ヶ月に1回”がなかったら、ヤバかった時期で。それ以外の場所に全然行かなかったし。
。うん。MIXと『(0)117』がなかったら、今のアタシ達はないよね。
◆MIXの白川さんとかに、良くしてもらうようになって。勝手に「ここが自分達の居場所かなぁ」とか思うようになってきたり(笑)して。それで、それなりに充実していたんだけど、いざ、「ライヴをやりましょう!」ってなった時に、「どうしようかなー」って。そんな感じでその日は来ちゃったわけで、やったんだけれど。やった後にさらに「これじゃマズいわー」とか思うようになっちゃって。
■ライヴは場所にもよりますよね。海だと下調べもできないし。(同じ場所で)やった人の感想も聞けないし。

◆行ったら、いきなり機材に砂がかぶってたりして。「ウワ〜ッ」みたいな。で、「どうしよう」って近くのお店でビーチ・マット買って上にかけたりだとか(笑)。そこが始まりでした。
■いつも思うんですが、ライヴにしても、レーベルに曲を送るにしても、積極的だなーと思います。あと「(MIXでライヴ)やりたいなぁ」とか言ってるのが聞こえてきたり(笑)。

。そうかなぁ? 全然足りないと思ってる。
■そういう気持ちを感じるから、誘いたくなるというか。

。そう感じてくれるのは、嬉しいこと。でも足りないと思ってる。
◆単純に「やりたい!」っていう気持ちがまずあって、でもどうしたらいいのか解らない(E.D.O.ECHOを)始めたばっかりの時に、「新しい人に知り合うしかない!」っていう状況だった。音楽をやっていきたかったから。家で作り続けて……っていうのも続くはずはないし。切羽詰まった状況で、じゃあどうしようか、っていうのが。
。やっていく中で思ったのは……そういうやり方しかできないとゆうか、そういうやり方で自分達は音楽をやっているわけだけど。まず“ひとりの人間”なわけじゃない?だから“人間”として、自然な流れに沿っていきたいんだよね。自分たちで切り開いてもいかなくちゃいけないし、流れで人と出逢って、それがあってこそっていうのが凄くあって。それ(出逢い)がないと、「一緒にやろう」っていう事にはならないわけじゃない?急に逢って、急に(一緒に)できないし。
◆例えば、その出逢い、流れがいい感じで色んな人達とつながっていけるようになって、今またさらに思うのは、例えば「内輪ノリ」みたいな感じにその後はなりがちじゃない?イベントやっても、友達しか来ない、とか。
■なりますね。ある輪に入ると。

◆それは、俺は悪い事だとは思わないし、むしろ皆団結していけば、何かになると思うし。でもある時「飛び出さなきゃいけない」っていう時があって。俺達2人でやっているわけだけれども、お互いそういう志が強くないと、そこを「飛び出しちゃいけないな」っていう気がしていて。「飛び出す」っていっても、○○っていう凄い人達がいてその人達に誘ってもらって飛び出していくっていうのではなくて、(出逢いの)流れを大事にしつつ、やっていくというか。それが、石本さんだったりとか、SF
RECORDINGSのHAVさんだったりっていうのが、そういう流れで知り合った人達で。その人達にまず受け入れてもらおうっていうのを着実にやってきたかな、っていう感はあって。もともと出逢った人達と仲良くやっていくっていうのも大事だけど、ある時「ピョーン」と行かないとっていうのを凄く思った。
■全然流れはつながってますよね。

◆ルートは違っても、何本かが繋がっていったから。
■私が客観的に見て思うのは、2人でやっていく上で、調子がいいことばかりじゃないと思うんですけど、私が(2人に)会っている時はポジティブだなと思って。例えば、(イベントに)誘おうとしても「いや、今はちょっと」みたいな人もいるわけで。でも常に2人は「やりたい」という気持ちがあるので、何かにつけて誘いやすいし、推薦しやすいです。「音楽やめそうにないなー」っていう安心があって、良い話があった時に積極的だし前向きだから。

◆自分達のこと知ってもらいたかったら、普通やることかな。やりたくない人は、どんどんやめていっちゃうのかなって。
■やりたくない、というより、調子が悪い時とか。

◆俺ね、調子が悪い時に音楽ってやるもんだと思ってるから。ドツボな時ほど、音楽で救われようっていう気持ちが凄くあるし。“音楽に逃げる”って思われてもしょうがない時もあるけどね。だけどいつだって、駄目な時に音楽をやっていた自分がいたから……勢いとか気分がいいからっていう時に音楽をやる人もいるし、でもどうしても“快楽主義”な音楽になってしまう気がして。そういう音楽いっぱいあるじゃない?俺らはそういうのじゃないと思っていて、やっぱり“駄目な自分”とか、“駄目な時”とか……。
。全部一緒。生活が音楽。2人がそういうスタイルで。駄目だからこそやるって奮い立たせる時もあるけど、その時だからこそ生まれる音もあるし。
■そういう考えもありますね。いいところだけ見せるのではなくて?

◆そうそうそう。
。「こんなんです」っていうか。みんな、駄目な時はあるじゃない?普通の人間なんだから。でも(良い時も悪い時も)イコールなんだよね。だから、アルバムには全部それが入っていて、調子悪い時にできた曲もあるし。
◆音楽やって、誰かに聴いてもらって、その人に助けてもらってるっていう気持ちなの、俺は。調子悪い時に、「でも俺は音楽をやるんだ」って思って音楽を作って、そういう気持ちで作った音楽を「凄くいいよ」って言われて、単純に嬉しいし、その人となんかやろうかなって気になって、そういう流れもできて。
■良くも悪くも自己表現なんですね。

◆そう。その時は音楽でお金稼いでやろう、とかいう次元ではなくて、聴いてもらって嬉しかったというか。それが、積もりに積もって、形的に色んな方向に行けるようになった。それが「積極的な」って捉えられることになったのかなって思うんだけれども。
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