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aota
↑ZEROにあるレコードでオススメの
MORNING STAR『MORNING STAR』


aota / BLUE IN GREEN
5月発売のaotaソロ作品『BLUE IN GREEN』

aota / CD-R

ANGEL'S EGG BLOG
A&R日乗(05.12.25)
より

2006年春に作品をリリース予定のギタリスト/アーティストと打ち合わせ。

……といっても、会うまではリリースを決定していたわけではなく――。

かれこれ7年くらい、THE MOONFLOWERSをきっかけにZEROの江古田時代からちょくちょく買い物に来てくれていた彼。
その頃の彼は某メジャー会社所属のバンドをやっていたから、コレといった縁もなかったし、正直そのサウンドにも興味がありませんでした。
でも、人柄はとても好くて、彼や彼の友達が買い物をして帰っていった後は、いつもなんとなく良い気分になっていたものです。

そんな彼が今年前半に「最近独りで作ってる音楽です」ということで、初めて置いていってくれた音源が、写真のCD-R。中には手書きで「enjoy!」と書いてあります。
このCD-Rを頂いてから、自宅で、店で何度となく聴きました。もう随分と時間が経つけれど、いまでも全く飽きることがありません。
そんな感じで時間は随分と経ってしまったのですが、とにかく連絡をしようと思い立ち、クリスマス・イブの朝にメールをしてすぐお返事を頂き、クリスマスにお会いしたというわけです。

これまでどんな音楽を聴いてきたかとか、どんな音楽が好きか、なんで音楽が好きか――なんて、友達になりたてのような話をし、僕からレーベルの基本的な考え方や仕事のやり方を話し、それでは一緒にやりましょうということになりました。
彼から「自分の好きなレーベルから作品が出せるなんて、最高のクリスマス・プレゼントです」と言われたのは、僕も嬉しかったです。まだ名前は明かせませんが、楽しみにしていてください。

こんな風にして、音楽を発端に色んな人と出会える。レーベルやお店をやっている醍醐味、そしてその初心に還ったような時間でした。それは僕にとって、なによりのギフトです。

2006年も面白くなりそうです。

■E-JIMA

5月にANGEL'S EGGから『BLUE IN GREEN』をリリースしたaotaにインタビューをしました。
ここでは一部を掲載していますが、特に音楽や好みのミュージシャンの話となると、とても熱っぽく語る姿が印象的でした。
インタビューを終えて強く思ったのは、彼が“LIFE MUSIC”という言葉を素直に感じさせるミュージシャンであるということ。どの辺が……という説明さえも野暮だと思わせてしまう、その人柄と気持ちを少しでも共感してもらえればと思います。

■interview & text by MAKI (DISC SHOP ZERO)



皆楽器やればいいのにって思う時もあります。世の中の人みんな。
楽器を演奏できるようになったらもっともっと……いいなーって


『BLUE IN GREEN』について

■今回のように独りで曲を作って録音するという事はよくやっている事なんですか?

はい。17歳の時に4トラックのMTRを買って独りで録音する楽しみを覚えました。
それからずっと作り続けています。

■何人かで演るというよりは、もともと独りで作ってきたんですか。

もともとはバンドをメインでやっていて、それと平行して独りで音楽を作りこむ作業をしていました。バンドで演奏する為のデモを作ったり、友達にあげるために作ったりと、だた何となくテープを回してみたりと、そういう作業が昔から結構好きなんですね。

■いちばん最初にZEROに持って来て頂いたものと、このCDはほぼ一緒ですか?

はい、ほとんど一緒です。リリースして欲しいというよりは、単純にZEROの人達には自分の音楽を聴いてほしいと思っていました。

■今回の作品の演奏は、全部ご自分で演られているのですか?

はい。全部独りで演奏してます。

■1曲目「MY LINDA」の留守番電話のような……、ジングルっぽい感じの音も面白いと思ったのですが。

あの留守電のテープは去年の6月にブルックリンでガレージ・セールをやっているおじさんからJONI MITCHELLのテープを買って、そのおまけでもらいました。書かれていた“Phone Message”という手書の文字にとても惹かれてしまって……60分くらいずっと留守電のメッセージが入っているのですが、凄く面白い内容です。1本の映画を観ている様な感じでした。

■流れが良く色々な曲があったので、アルバムという感じがしました。リズムは自分で作られるんですよね。

はい。ただサンプラーを持っていないので、友人の家にサンプルしたい所だけを持って行って、機材を借りてループを組んだりしています。ごくごくシンプルな機材しか使っていません。8トラックのテープ・レコーダーと、16chのミキサー。使ったエフェクトはテープ・エコーだけです。リヴァ−ブなどはそのまま部屋の鳴りを録るように心掛けたり、ギター・アンプのリヴァ−ブをそのまま使っています。PROTOOLSで1時間で出来る事も、アナログなので丸1日かかることもありました。

■(コンピューターは)数学的ですよね。考えて、組み立てるのには便利ですよね。ただ、感情をどこに入れるのかが解らない時があります。

とにかく便利ですよね。もちろん否定はしません。今回のアルバムにはほとんどテーマといったものがないんです。ミス・トーンや普段だったら弾き直す様なミスも、あえてそのまま残してあります。逆にそこを強調したかったんです。きっとPROTOOLSで録っていたらそこら辺をもっと整理してた思います。演奏したものをコンピューターの中で組み立てていく作業は、僕にとってテープを回しながらミキサーのフェーダーを上げ下げしミュートのボタンやらテープ・エコーをいじって、どうしても気に入らない所はテープを切ったりまた繋げたり...。

■THE BEATLESですね。

THE BEATLESですねって言われたら……あれなんですけれど、恐れ多いんですけど(笑)、THE BEATLESやダブのLP、特にLEE PERRYの音は常に理想です。

■そうですね。ダブも本当に好きな人は、アナログのアンプやエフェクターでないと駄目、という所もあるようですね。やっぱり良さが、デジタルとアナログでは違いがありますね。

そうですね、違いがありますね。


影響、FAVORITE

■aotaさんの好きな音楽……THE BEATLESやKURT COBAIN(NIRVANA)といった名前をプロフィールで見たのですが。それぞれ時代もジャンルも異なっていたのですが、aotaさんの中で共通点というのは何かありますか?

共通点と言ったら、ほんとに“グッとくる”としか言いようがないんですけれども(笑)。JIMI HENADRIX、THE BEATLESからTHE CLASH、BAD BRAINS、THELONIOUS MONKにQUANTIC……あとはDAVID MANCUSOというDJからの影響が強いです。ニューヨークのLOFTというパーティーは知っていますか?

■名前を聞いた事があります。

DAVIDはLARRY LEVANとニューヨークのダンス・ミュージック・シーンを作ってきた人なんですけれど、LOFTは毎週末にDAVIDの家で行われているホーム・パーティーなんです。クラブや社交場といった感じではなく、“純粋に良い音楽を良い音で楽しむ”といったコンセプトに基づいています。そこで鳴っていた音の良さにまずやられて、今まで聞いたことのないダンス・ミュージックやハウス、チルアウトした音楽にはまるきっかけになりました。

■aotaさんが好きなミュージシャンは感情表現が巧い人が多いかな、という気がしたんですけれども……。そこがグッとくるという理由かなと。ライ ブを観た時には、感情的な弾き方をするんだなと何となく思ったんですが。歌うように弾くんですね。

それこそ説明のしようがありませんね。

MORNING STARのカヴァーというのは。

一昨年の大雪の日がありましたよね。その日は朝からずっとその曲を聴いていて昼過ぎに何か録音しようと思い、テープを回したら何となくあの曲を弾いていました。20分くらいで録音してラフ・ミックスのままです。原曲はほんとに素晴らしい曲ですね。

■『BLUE IN GREEN』収録曲の録音時期は違うんですか?

3〜4年前の曲からつい最近の曲まで、時期はバラバラです。


次作について

■次はラップや歌も入っているものを出されますよね。

8月に『aota with Skyscraper』という作品を出します。

■そのSkyscraperについて教えてもらえますか。

DJ Monchanを中心にニューヨークで活動している音楽集団です。バンドというコンセプトではなく、曲に合わせてシンガーやミュージシャンをチョイスしています。ファースト・アルバム『TRIPPED OUT MUSIC EXPERIENCE CHILLOUT TO GROOVE WITH WEEDY FLAVOR』を04年にリリースして、今年ニューヨークのCONSENTというレーベルから12インチEPをリリースする予定です。Skyscraperのウェブ・サイトがあるので、興味のある方はぜひ。


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